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北見工業大学

大学からのお知らせ

高機能型EM-BIRDの国内初フライトに成功

3月3日(木)、世界で初めて開発された「高機能型EM-BIRD」が、北海道サロマ湖及びオホーツク海沿岸において初飛行に成功しました。

高機能型EM-BIRDは、独立行政法人石油天然ガス?金属鉱物資源機構(JOGMEC)の技術ソリューション事業「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の一環として開発されたものです。JOGMECからの委託により、本学をはじめ、国立研究開発法人海上技術安全研究所、北日本港湾コンサルタント株式会社、東京大学、日本大学が協力して開発しました。
北極域で石油天然ガスを探鉱?開発するためには、氷況情報が必要不可欠です。そのため、ヘリコプターから吊り下げて海氷上を飛行し、海氷の厚さや積雪の深さ、表面の形状を高精度で観測することができるよう、高機能型EM-BIRDを世界で初めて開発しました。そしてこのたび、北極域での観測を前に、サロマ湖とオホーツク海沿岸において観測飛行を行いました。

今回の飛行には、本学と海上技術安全研究所、日本大学、北日本港湾コンサルタント、朝日航洋株式会社が参加しました。観測では、高機能型EM-BIRDの精度を検証するための必要なデータを取得することができました。

4月にはグリーンランド北西部のカナックで実証試験を実施する予定で、今後もグリーンランドでの観測データ?運用実績を蓄積し、将来の海底油田開発に備える方針です。正確な海氷の厚さや状態を把握をできる技術を確立し、安全な油田開発に貢献することを目指しています。

なお、サロマ湖での本飛行実施にあたり、北見市常呂総合支所、株式会社西村組、サロマ湖養殖漁業協同組合、常呂漁業協同組合、佐呂間漁業協同組合、湧別漁業協同組合の皆さまにご協力いただきました。ありがとうございました。

 

EM_BIRD1.jpg
高機能型EM-BIRD

 

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高機能型EM-BIRDの計測原理

 

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サロマ湖上での飛行観測の様子

[企画総務課 2016/04/11 更新]

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