プレスリリースを更新しました
2023年5月23日付けのプレスリリースを公開しました。
プレスリリース概要
南極で海氷大流出の観測に成功
――昭和基地のあるリュツォ?ホルム湾定着氷の崩壊機構解明にむけて――
【発表のポイント】
- ◆第64次南極地域観測隊にて、2022年12月、昭和基地のあるリュツォ?ホルム湾の定着氷上に波浪センサーを15基設置し、2023年3月から5月にかけ、徐々に定着氷が崩壊し、湾外に流出する様子を計測しました。
- ◆これまでの研究で、リュツォ?ホルム湾の定着氷が数十年周期で大崩壊と成長を繰り返していることがわかっています。
しかしその崩壊の全貌、そしてその要因となる南極周極海から侵入するうねりとの関係は明らかになっていませんでしたが、本観測ではじめて海氷の崩壊と流出の様子の直接計測に成功しました。 - ◆毎年の計測を実施することで、リュツォ?ホルム湾定着氷の成長と崩壊のサイクルを解明し、南極観測船「しらせ」の航行を支援することが期待されます。
また、得られた波浪と海氷の相互作用に関する知見は、北極航路開発に活用されることが期待されます。
- 詳しくは、こちらからご覧ください。
[企画総務課 2023/05/26 更新]