「中小?小規模企業者を対象としたSDGs実践セミナー」を開催しました
国立大学法人北海道国立大学機構教育イノベーションセンター(小樽商科大学?帯広畜産大学?北見工業大学)では、「商学」「農学」「工学」の分野を融合させたリカレント教育プログラム「中小?小規模企業者を対象としたSDGs実践セミナー」(後援:株式会社北洋銀行)を6月26日(月)、7月10日(月)及び7月20日(木)の全3回開催しました。会場受講とオンライン受講を合わせ、道内外から延べ229人に参加申し込みいただきました。(開催案内の記事はこちら)
このセミナーは、北海道の中小?小規模企業者の皆様を対象として、それぞれの企業が、それぞれの事情に合わせて「なにをすればよいのか?」を考えるヒントを提供することを目的としたもので、各大学の教員が「商学」、「農学」、「工学」の切り口から、多面的にSDGsの実践について論じました。
第1回は教育イノベーションセンターの鈴木将史センター長より主催者挨拶があったのち、帯広畜産大学の岩本博幸教授が「消費者と生産者をつなぐ食?農?環境のSDGs」と題して、食?農?環境のSDGsが中小企業経営にどのようなかかわりとインパクトをもつのかを解説しました。
第2回では北見工業大学のウアテイ准教授が「労働環境におけるSDGsへの取り組み」と題して、労働集約型作業現場における作業の効率化と生活の質ならびに労働生活の質の向上を達成するための人材力向上への対処方法について解説しました。
第3回では小樽商科大学の泉貴嗣准教授が「中小企業に必須の「生存戦略」、SDGs経営を知る!」と題して、中小企業の生存戦略としてSDGsをどう経営に実装すべきかについて解説しました。最終日には、同センターの平山浩一副センター長より挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。
各回の講演後には、活発な質疑応答が行われ、受講者アンケートでは「SDGsについての理解が深めることができた」といった声や、今後期待するテーマについても多くのご意見が寄せられました。
教育イノベーションセンターでは、今後も実践的なリカレント教育プログラムを展開します。