小中学校教諭を対象とした理科実験研修を実施しました
1月9日(火)、本学の化学学生実験室を会場に、北見市内の小中学校教諭を対象とした理科実験研修を実施しました。
この研修は、本学の持つ技術?知識を小中学校の先生に還元して、各学校における授業や教材研究などに活用いただくことを目的に、北見市教育委員会と連携して毎年開催しているものです。研修の講師は、本学の技術部職員が務めています。
今年度は「硫黄を極める!」をテーマに、取り扱いが難しい硫黄に焦点を絞って、同素体(3種類)の生成、燃焼と生成物の性質、金属(鉄?銅など)との反応及び化合物の性質などについて再確認する実験を行いました。
当日は北見市内の小中学校教諭7人が参加し、理科実験の具体的な手順を確認しながら、時折その様子を写真に撮るなど、興味深く実験に取り組んでいました。
研修終了後に実施したアンケートでは、「硫黄という単一素材から、様々な化学的視野を拡げられた」、「机上では知っていたが、今回の研修で実際に生成?反応?性質を確かめることができた」、「教科書にはない高度な内容の実験を紹介していただいた」といった声が寄せられ、有意義な研修となったようでした。
今後も本学では、地域の理科教育支援の一助となるよう、本事業を継続していきたいと考えています。
単斜硫黄を生成する実験の様子 | 化学反応を説明する技術部職員 |