小泉製麻株式会社との 「ホタテ貝殻」を利用した産学連携研究が中小企業庁の令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」に採択されました
このたび、小泉製麻株式会社(本社:神戸市灘区)が本学機械電気系の大野智也教授と産学連携研究を行っている、「ホタテ貝殻を利用した土木構造物を対象とした劣化コンクリート再生技術の研究開発」が、経済産業省 中小企業庁の【イノベーション支援】令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の補助事業者に採択されました。(中小企業庁:令和6年6月24日付けのお知らせはこちら)
本事業は、中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学?公設試等と連携して行う、研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組を支援するために行うものです。
今回採択された研究では、ホタテ養殖で産廃される余剰資源を有効活用し、現在社会問題になっている土木インフラの構造物を補修し、長寿命化の役割を果たせる資材?工法の開発をしています。
ホタテ貝殻は毎年、年間約20万トン廃棄されていますが、100%天然素材ですので、環境にも、人体にも安心して使えるところが大きなポイントで着目しました。
なお、本件については、株式会社小泉ビジネスソリューションからプレスリリースされています。