基礎教育系の中里浩介准教授が第6回日本スキー学会論文賞を受賞
このたび、基礎教育系の中里浩介准教授が執筆した論文「ジュニアアルペンスキー選手を対象としたラボテストとフィールドテストとの関連性」が、第6回日本スキー学会論文賞を受賞しました。
日本スキー学会は、スキー関連諸科学の発展に寄与することを目的として、スキー指導者、スキー愛好家、スキー場関係者、スキー製作者等が参加し、多方面からスキーに関して総合的に研究討議を重ねている学会です。
本賞は、本学会が発行する学術雑誌「スキー研究」に発表された論文のうち、特に優れたものを選びその著者を表彰するもので、今回は2020~2023年度に投稿された論文が対象となりました。
受賞論文では、これまでアルペンスキー選手を対象とした体力測定は“ラボテスト”と呼ばれる実験室内で行うものが一般的でしたが、新型コロナウィルスの蔓延により実験室内での体力測定が困難となった選手のため、感染リスクの低い実験室外で行う“フィールドテスト”の有効性について、ラボテストとの関連性に基づき明らかにしました。
また本研究結果から、ラボテストは実施できる環境や選手のレベルが限られていること、さらに様々な運動に制約がかかっていたコロナ過において感染リスクの低い体力測定として、ラボテストの代替種目となるフィールドテストを提案した内容が評価され、今回の受賞につながりました。
[受賞論文]
中里浩介,石田崇征,竹田唯史,ジュニアアルペンスキー選手を対象としたラボテストとフィールドテストとの関連性:日本スキー研究,18巻,1号,p1-8,2022.
https://doi.org/10.14845/jskisciences.18.1_9
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